★☆ 食事処レポート ★☆
[ 中川中学校 給食試食会 ]
2011/05/24
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コチラは給食を作っているところです。
現在の中川村の学校給食センターは平成19年12月に改装されたもので、オール電化で、水を床にこぼさなず、安定した室温と湿度でとても清潔なドライシステムの給食センターです。 近隣市町村からの見学も多い、中川村が誇る施設です。 この施設で2つの小学校と中学校の計3校、約500人弱の給食を作っています。 改装に伴い導入された新しい機械です。 ・スチームコンベクションオーブン 「焼く」「蒸す」「煮る」という調理が出来ます。 また、焼き物の時にはスチームが出るのでジューシーでヘルシーな仕上がりになります。 ・ブラストチラー(瞬間冷却機) 加熱した野菜などを、短時間で冷却します。 冷却時に水を使用しないので大変衛生的で、なおかつ食材のうまみが逃げない利点があります。 ・自動洗米機 その日に必要なお米の量を指定すると、児童で計量し洗米し、水を入れてくれます。 ・フライヤー 遠赤があるのでカラッと揚がります。 ・回転釜 煮物やルウを作るのに適しています。 ・スライサー 野菜を切る機械で、千切り、輪切り、厚さも調整できます。 一通り見学させてもらった感想は、とても衛生的で安心感のある調理場でした。食中毒を可能な限り防ぐための設備と運用ルール、そして職員の努力が感じられる現場でした。 やっぱり給食は学校で一番楽しい時間? だと思うので、個人的に一番の関心はもちろんその味です。 |
「いただきます」直前のランチルームの様子です。
給食はご飯、おかずの皿、お碗の3つの器と牛乳というスタイルです。給食は暮らす別に生徒が盛り付けるので、お皿のどの部分にどのおかずを盛り付けるかは、その時盛り付けている生徒の感性によるので、クラス毎に微妙におかずの位置が違って面白いです。 さつき汁です。 みんなで「いただきます」をしてからいただきました。 さつき汁にはタケノコ、さやえんどう、椎茸など、沢山の野菜が入っている、なんか田舎っぽい感じのお汁です。 ご飯はたぶん麦が入っていると思います。 おかずのお皿です。 黒板の献立には「さわらのねぎ塩焼き」とありましたが、お皿の上にはさわらの他に、フキ、手作りこんにゃく、昆布などが入った煮物もありました。 さわらのねぎ塩焼きは薄味でフワッとした感触の一品で良い味付けです。 どれも中年を越えた人達が好みそうな料理で、味付けも薄すぎない良い感じの薄味で、この日の献立はとてもヘルシーです。 周りの生徒を見ると元気よく食べてます。 みんな結構食べるのが早かったので、私も急いで食べました。ご飯が丼サイズで自分にはちょっと多めだったので、ヘルシーなメニューの割りに満腹になりながらの完食です。 日ごろ子供達から「学校の給食美味しい!!」と聴かされていたのが理解できました。 ちなみに2人の息子に、「今日の給食はどうだった?」と訪ねると、 「今日は普通かな・・・」と回答してました。 私が食べていた1970年代から1980年代にかけて、東京の立川市で出された給食はパン食が主体で、焼いてないパンに冷たいバターを付けて食べたのがとても印象的でした。 私が子供の頃食べていた給食を今食べたいとは思いませんが、中川村の給食は食べたいと思います。 中川村の子供達は良い給食を食べてるなぁ・・・、としみじみと思う給食試食会でした。 |