犬山城の近くにある 喫茶 ふう に行ってきました。

犬山城に行った後、犬山城周辺を散策して『そろそろお昼かなぁ・・・』と思い辺りを見渡すと、これといった食事処が見当たらないので、先ほど歩いた古い町並みの方向に行こうと思い、車通りの多い道から曲がって歩き出しました。

しばらく進むと右手に喫茶店がありその店先にあった

「さばの味噌煮」

の文字が飛び込んできました。子供達（小6と小2の男の子）も敏感に反応、「さばの味噌煮って書いてあるよ。食いたいなぁ〜　揚げぎょうざって書いてあるよ・・・」と言って、ランチの内容が書かれた看板の周りをウロウロし始めました。

ごねはじめるとうるさいのでお店に入ることにしました。


本が沢山並んだ店内では数人の方が食事をしていました。

自分　「5人ですけど大丈夫ですか？」

お店の人　「だいじょうぶですよ♪」
お店の人　「机をくっつけても良いですよ〜」

自分　「ありがとうございます。」

机をつけて5人座りました。渡されたメニューを見ると「簡素なお昼ごはん 15名様（600円）」とありました。それ以外に食べ物は・・・「カレー」「サンドウィッチ」、

『人数分あるかな・・・？　なかったらどうしよう・・・』

ふと子供とじいさんを見ると、お手拭使って水飲んですっかりくつろいでます。『人数分なかったら無かったら誰かカレーだな・・・』と思いながら


自分　「ランチ5人分大丈夫ですか？」

お店の人　「大丈夫ですよ♪」

自分　「じゃーランチ5個お願いします」

どうやら5人全員「簡素なお昼ごはん（600円）」にありつけることになりました。

店の中央にちょっと知性的な雑誌が並んでいたので、そのなかからレコードコレクター（ジミヘン特集）を取ってきて読んで待つことにしました。

15分ほどで料理が運ばれてきました。

お盆の上には看板に書かれていた「さばの味噌煮」「揚げぎょうざ」「板わさ」「白菜漬」「ねぎと油揚げのみそ汁」「ごはん（モクモクファームのおいしいお米「ごーひちご」使用）」と中央に「お茶」がありました。

さっそくみそ汁からいただきました。伊那谷では珍しい赤出しのみそ汁です。なじみがない独特の香りですが、そのクセが良い感じです。さばの味噌煮も同様に赤出しを使ったもので、白いごはんに良く合います。どの料理も家庭的で普通に美味しく、とても良い感じです。

子供達、じいちゃん、美味そうに食ってます。

腹八分目な具合で完食しました。家庭的な味付けや全体のバランス、ボーリュム・・・そして600円と言う価格、どれもが優しく感じられました。

犬山城とその周辺に家族で出かけるので『ちょっと良い物でも食べようか・・・』見たいなことを連れと事前に話し合っていました。偶然前を通りかかった 喫茶 ふう での昼食は日替りで600円の定食でした。『ちょっと良いモノ』というよりは『お得なモノ』といった印象ですが帰りの車の中で、

「普通に美味い食事でさぁ〜 良かったよね〜」

とみんなでこの日を振り返りました。

初めての町で偶然出会って、とても良い旅の思い出を提供してくれた、喫茶 ふう の昼食レポートでした。


arumonoのお勧めポイント
マンガじゃなくて本がいっぱいあります。つげのマンガは本棚にありました。お店に置かれた数々の本が、この店や主人の人柄なんかを連想させてくれるところに、なんともいえない居心地の良さを感じます。

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