★☆ 食事処レポート ★☆
[ ユルイの宿 恵山 〜 朝食 〜 ]
2010/05/12
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テーブルには小さい七輪があり、何に使うか訪ねると、魚を軽く焙るとのこと。焙る魚は「アユの開き」と言ってました。人生で初祖対面のアユの開きと、お重にあったソーセージを七輪の上にのせました。
まずお味噌汁から一口いただきました。次に、とろろを麦の入ったご飯に全部かけました。一気に一杯食べられそうなご飯ですが、お客様の前なので上品に一口ずついただきました。 このような朝食は、最近始めたものだと教えていただきました。食材は地元にこだわったものを使い、調理も1つ1つ手づくりのものを提供しているとの事です。ソーセージもわざわざ作ってもらっているそうです。 七輪に目をやると、アユの開き(七輪にのせる前から加熱調理済みです)も焦げ目が良い感じに付いていました。 アユの開きを食べてみました。干物になっているので、アユの持つ川魚の臭さは抑えられ、ちょっと風味のある上品な白身魚の干物に仕上がっています。 「これはとろろご飯と合うぞ!」ということで、とろろご飯の上にアユの干物をのせ、一気にご飯を食べました。 |
ちょうど茶碗のご飯がなくなる頃「お代わりどうですか?」、とやさしく配膳係りの人が声を掛けてくれましたが、徹夜明けのコンディションを考慮し遠慮することにしました。
まだ手を付けていないお惣菜が色々あります。すでにご飯ありませんが、どのお惣菜も味付けがちょうど良く、ご飯が無くても全然気になりませんでした。 朝からゆっくりと食事を楽しみながら、きれ〜いに完食です。 たまのちょっとした贅沢で旅行をしたとき、こんな朝食が食べられれば、良い気分だと思います。野菜と肉や魚のバランスも良く、色々なものが味わえるので、年配の方や女性に喜ばれるんじゃないかと思いました。 この朝食は、以前提供していた朝食より、手間も費用もかかるそうです。「ホテルや旅館で、もっと食事を味わって欲しくて・・・」という考えから、地元の材料にこだわった、今のこの朝食を提供することになったそうです。 普通は夜の食事を大きく取り扱いますが、いまいち地味なイメージの朝食も、ちゃんと喜ばれるように考えられている、「ユルイの宿 恵山」の朝食レポートでした。 ユルイの宿 恵山 http://www.keizan.co.jp/ |